ある程度年齢を重ねた人のイメージとして、パソコンは若者が使うというものがあるでしょう。
だけど、時代の流れによってそれは少しずつ変わってきているのです。
どの部分が変わってきたのかと言えば、若者だからと言って必ずしもパソコンに強いわけではないということです。
ある意味、近年は若者のパソコン離れが激しくなっている傾向があります。
若者であればパソコンに強いという認識は、現在では通用しなくなっているのです。
今回は、なぜ若者のパソコン離れが増えているのかということを紹介していきましょう。
若者のパソコン離れが増えている理由
ハイテクなものは若者から流行ると言っても過言ではありませんでした。
だけど、近年は若者でもパソコンを苦手に感じている人が増えているのです。
なぜなら、パソコンを使う機会が減っているからと言えるでしょう。
ある意味では、突然パソコンを覚える必要があった年配者の方が理解している場合もあります。
それほど、現在の若者のパソコン離れは深刻化していると言ってもいいでしょう。
タブレットやスマホの普及
なぜ、パソコンが苦手は若者が増えたのかと言うと、それは機械の発達による影響とも言えます。
近年の若者でスマートフォンを持っていない人はほとんどいないでしょう。
動画やネットを見るために、タブレットなどを用いている人も多いはずです。
パソコン離れの最大の理由として、わざわざパソコンを起動しなくてもスマートフォンやタブレットで事足りる状態になっているというものがあります。
以前はパソコンでしか見られなかったサイトなども、スマートフォンやタブレットで見られます。
ある意味、スマートフォンやタブレットは小型のパソコンと言ってもいいほど優秀な性能を持っているのです。
便利になった分、パソコン本体から遠ざかってしまう人も増えてしまいました。
日常生活でパソコンが必要ない
スマートフォンやタブレットで事足りてしまうため、日常生活でパソコンを起動する機会が減ったこともパソコン離れを加速させている理由のひとつでしょう。
パソコンでしかできないゲームなどもありますが、それだけで若者のすべてを掴むことはできません。
動画などをアップロードしている人はパソコン必須ですが、見る側としては必須ではないのです。
こういった理由が、わざわざ高いパソコンを買わなくていいという状態を作っています。
パソコン離れが加速するとどうなるのか
日常生活にパソコンがなくても影響がないなら、わざわざパソコンに慣れる必要はないのではないかと考える人もいるでしょう。
確かに日常生活だけでいいのであれば、パソコンは必須ではないのかもしれません。
だけど、若者のパソコン離れが加速することでさまざまな影響が出てしまいます。
今現在の影響ではなく将来的な影響が出ると考えましょう。
就職に影響がある
すべての職種とまでは言いませんが、ほとんどの職種でパソコンスキルが必須となっています。
パソコンスキルがない場合、就職にも大きな影響が出てしまうのです。
技術職の場合はともかく、一般的な企業に就職する場合はパソコンスキルが欠かせません。
パソコンスキルがないという時点で、採用されない可能性も高くなってしまいます。
いくら高学歴でもパソコンスキルがない人だと採用されにくいのが現状です。
就職できても業務に支障が出てしまう
パソコンスキルがないからと言って、必ずしも就職できないわけではありません。
だけど、パソコンに慣れていない場合、社会人になってからパソコン苦手を克服しなければいけません。
それが仕事ではなく、仕事をしながら克服しなければいけなくなるのです。
そのため、仕事と仕事に必要なスキルを覚えるという大きな負担がのしかかってきます。
社会人となったばかりで、慣れないことばかりしなければいけないのは大きなストレスになります。
授業などでも多少のパソコンに関する知識を得ることはできます。
だけど、授業で教えてもらうわずかな知識や技術で乗り切れるほど甘くはありません。
パソコンを知らない若者の実態
スマートフォンやタブレットがあることで、パソコンに触れたことがない若者も増えています。
慣れていなくても、若いのだからすぐに覚えられるだろうという考えの人もいるでしょう。
だけど、意外とパソコンスキルを習得するのは難しいのです。
パソコンに慣れてこなかった若者たちは、どんな部分に悩んでいるのでしょうか。
マウスに慣れない
スマートフォンやタブレットではマウスを使わない人がほとんどなので、マウス自体を使ったことがないという若者が増えています。
マウスを握ろうと思って、隣の席にまで手が伸びてしまうことも珍しくないようです。
そのせいか、ダブルクリックもできない人が増えています。
ブラインドタッチができない
基本的にスマートフォンやタブレットは指一本で操作をすることがほとんどです。
しかし、パソコンのキーボードは指全体を使って操作することになります。
指一本の操作に慣れていた人が、突然全部の指を使って操作するのは至難の業でしょう。
そのため、ブラインドタッチができない人も増えています。
パソコンを覚えるためには
若い人ほど興味があることをすぐに吸収することができます。
年齢を重ねれば重ねるほど、何かに挑戦するということが難しくなってくるのです。
これからパソコンについて覚えたいという人は以下を検討してみましょう。
☆自主的に学ぶ
☆パソコン教室に通う
ある程度の知識や技術がある人は、自主的に学んだ方が効率はいいでしょう。
だけど、これまでパソコンに慣れてこなかった人はパソコン教室などに通ってみてください。
パソコン教室の講師は専門知識を有しているので、分からないことを聞きやすいです。
それに正しい指導をしてくれるので、独学にありがちな間違った覚え方をすることがありません。
パソコンに関しては、知識や技術を持っていても損はありません。
これから就職について考える人は、ひとつでも多くのスキルを得られるようにしましょう。
これからもパソコンスキルが大きな味方になってくれることは間違いないでしょう。
就職などを有利に進めるためにも、パソコンが苦手というひとは克服したいところです。