ハローワークのパソコン教室はおすすめか!
ハローワークが就職支援として行っているほぼ無料で受講出来るパソコン教室がありますが、就職支援のパソコン教室はおすすめについて書いてみます。
まず結論から言いますと「ハローワークが行っている就職支援のパソコン教室はおすすめか」というと人によるというのが回答になります。
ハローワークが行っている(実際の運営は別ですが)パソコン教室とは、就職支援を目的としたスキルアップです。
ですのでパソコン以外の就職するための講座もあります。
税金を払っているから誰でも受講出来るわけではなく受講するための条件があります。
現在、既に就職をしている場合は受講出来ませんし、離職中でも受講出来ない場合もあります。
集合形式で行われる講座なので人によっては合わないという事もありえます。
ハローワークのパソコン教室のメリットとデメリット
ハローワークのパソコン教室のメリットとデメリットを紹介していきます。
ハローワークのパソコン教室のメリット
ハローワークの職業訓練として行われるパソコン教室のメリットについて書いていきます。
1)受講費用がほぼ無料
ハローワークが窓口となって受講出来るパソコン教室は職業訓練の一環として行われているため受講はテキスト代の実費程度ぐらいで受講出来ます。
これが最大のメリットになります。
民間の教室で受講すれば高額な授業料が必要になりますが、ほぼ支払いをする必要はありません。
なお、ハローワークは窓口となっているだけです。
ハローワークから委託を受けた業者が指導を行っています。
2)豊富な講座
パソコン教室というとwindowsの基本やワード・エクセルというイメージがありますが、豊富な講座が開催されています。
実際に開催されていた講座を紹介します。
〇一から学ぼう!オフィスソフト科
このコースでパソコンの基本操作・インターネット・ワード・エクセル・パワーポイントが学べます。
時間にして250H以上。
3ヶ月間の講座でパソコン以外にも就職に必要な内容も含まれています。
〇労務事務科
このコースは総務や経理を対象にした内容に加えてパソコンに関しては135HとMOS資格を対象としたものが開催されています。
これも3ヶ月間の講座です。
〇グラフィックデザイン・EXCEL科
このコースはllustrator・Photoshopの基本的な操作から実践的な操作。webデザイン・ワードプレス・エクセルの基本的な操作からMOS資格まで。
このコースはかなり専門的な内容になります。
※ここに記載しているのは過去にハローワークで開催された講座になります。開催される講座についてはハローワークにお問合せ下さい。
ハローワークのパソコン教室のデメリット
実費程度で受講出来るのでデメリットなんかないのではと思うかも知れませんが、これが意外とあります。
順番に説明していきます。
1)受講資格
無料で受講出来るからといって誰でも受講出来るわけではありません。
受講するための条件があります。
・失業中で仕事を探していて失業保険をもらっている事
・就職意欲がある事
・ハローワークの他の講座を受講していない事
ハローワークから申し込みをするという事は就職支援という側面があります。
人気の講座であれば定員を超える申し込みがある場合もあります。
現在,既に仕事をしていてパソコンを覚えたい人や育児で長い間仕事をしてなった人は受講出来ない事になります。
失業保険の受給資格がないので。
また、上記の条件を満たしている場合でも自分のスキルアップのためだけには使用出来ないようになっています。
講座を受講中も就職活動を行わなければいけないのですが、就職が決まれば受講が終了となります。
講座の内容を最後まで学ぶ場合は、テキストはあるので自分で勉強しないといけません。
2)開催講座と開催期間
ハローワークのパソコン教室は、好きな時に好きな講座を受講出来るわけではありません。
開講する講座と日時は決まっており、開講されている講座から選ぶ事になります。
講座が希望する内容とドンピシャで一致しない事もあるし、開催期間が希望する期間と一致しない事もあります。
3ヶ月間の講座の間、一定の出席率は求められます。
予定があるので欠席を繰り返していると受講資格を失う場合があります。
3)集合授業
授業は通常のパソコン教室のように個別の授業ではなく学校のように集合授業となります。
受講可能なスキルは事前に示されていますが、パソコンが苦手な人はついていけない可能性があります。
理解していても理解していなくても決められた期間に決められた内容の指導が行われます。
長期間の受講となると理解出来ない場合は時間の無駄になります。
途中で受講しないようになると他の講座に影響する場合があります。
説明を聞いた時は理解したつもりになっていますが、自分でやってみるとわからないという事もありえます。
もちろん逆に受講した内容がよく理解出来る人もいます。
この当たりは学校と同じですね。
ハローワークのパソコン教室を勧める人
ハローワークのパソコン教室をおすすめする人について書いてみます。
受講をするためには一定の条件を満たす必要があります。
そうした上でどのような人におすすめかという事を書いてみます。
集団の授業になりますので集団の指導についているスキルがある事が前提という事になります。
学校の授業のようにすすめられていきますのでパソコンに関して全くの初心者には難しいという事です。
授業を止めて個別に教えてくれるわけではないのでパソコンに触った事がないような人にはおすすめしません。
自分がハローワークのパソコン教室で学ぶ事が出来るスキルがあるかがわからない人は、youtubeで講座の内容に合致した動画を探してみましょう。
動画の質にもよりますが、よくわからない場合は厳しいでしょう。
ハローワークの職員に聞くというのも1つですが、ハローワークの職員は受講資格しか知らない可能性もあります。
無料だから受講出来るなら取り敢えず受講すればいいのではという考え方もありますが、受講する時間が必要になりますので取り敢えず「受講する」という考え方はおすすめしません。
「タイムイズマネー」です。
時間を無駄にしないためにも「無料だから受講してみる」という考え方は捨てた方がいいでしょう。
ハローワークのパソコン教室に申し込みをしたい場合は、各地のハローワークにお問い合わせ下さい。
通常のパソコン教室を勧める人
ハローワークのパソコン教室ではなく通常のパソコン教室を勧める人について書いてみます。
1)受講資格がない人
まず、受講資格がない人。
現在仕事をしているや仕事を辞めてから時間経過している人があげられます。
これは通いたくてもハローワークのパソコン教室には通えません。
パソコン教室に通うなら通常のパソコン教室に通うしかありません。
2)パソコン教室の超初心者や苦手な人
パソコンに触った事もないような初心者やパソコンアレルギーのような人はハローワークのパソコン教室は厳しいでしょう。
個別授業のパソコン教室に通う事をおすすめします。